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★ コエンザイムQ10 


 コエンザイムQ10って何?

 コエンザイムQ10は、別名エビキノン、ユビデカレノンといい、からだのエネルギーを生み出すうえで不可欠の物質です。
 ビタミンと同じように、私たちの生命活動に必須であることから、ビタミンQと呼ばれることもあります。
 しかし、コエンザイムQ10は体内で合成できるので、正確にはビタミンではなく、酵素(体内で物質を分解したり合成するときに働くもの)を助ける「補酵素」に分類されます。

 欧米では、このコエンザイムQ10の栄養補助食品が、「元気の源」として大変な人気を呼んでいます。
 とくにアメリカでは、10年以上前にコエンザイムQ10の栄養補助食品が市場に登場して以来、年々売り上げを伸ばし、つねに栄養補助食品の販売ランキングの上位を占める、大ロングセラー商品となっています。
 こうした息の長い人気は、コエンザイムQ10の確かな効果と安全性を示す、なによりの証拠です。
 いっぽう日本では、コエンザイムQ10の名は、まだ一般にはそれほど知られていませんが、じつは医薬品としては30年近い実績があります。
 そして2001年、ついに国内初のコエンザイムQ10の栄養補助食品が登場。その多彩な健康効果を、誰もが手軽に体験できるようになりました。



 発見からノーベル賞受賞まで

 コエンザイムQ10という物質の存在が発見されたのは、1950年代のことです。アメリカとイギリスの研究者が、期せずして、牛の心筋などから相次いで分離。当初、別の物質と思われたその2つが同じ物質とわかり、1957年にコエンザイムQ10と命名されました。
 そして1960年代後半、日本の企業がコエンザイムQ10を大量生産する技術を確立。これにより、コエンザイムQ10の研究は一気に進みました。
 その結果、1970年から1980年代にかけて、コエンザイムQ10の体内での働き、および病気に対する効果などが次々と明らかになり、コエンザイムQ10の研究でノーベル賞を受賞する研究者もでました。


 医薬品、栄養補助食品として普及

 そうした成果をもとに、日本は世界に先駆けて、1974年、コエンザイムQ10を心臓病(うっ血性心不全)の治療薬として製造承認。1991年には、薬局で手軽に購入できるタイプの薬も発売されました。
 いっぼう欧米では、1980年代以降、医薬品のほか、栄善補助食品としても広く普及し、大ヒット商品となっていることは、前にのべたとおりです。
 2001年、日本でも、コエンザイムQ10を食品素材として利用できるようになり、いま最もホットな栄養補助食品として脚光を浴びています。

 年をとるごとに体内の量は減ってしまう

 コエンザイムQ10は、私たちのからだを形づくっている細胞一つ一つに含まれています。
 健康な成人の体内には、およそ700mgのコエンザイムQ10が存在するといわれていますが、とりわけ心臓や肝臓、腎臓など、働きが活発な組織に多く含まれるのが特徴です。
 前にのべたように、コエンザイムQ10は体内で合成できます。
 しかし、体内で合成されるコエンザイムQ10の量は、20歳をピークに徐々に減りはじめます。
 下図をご覧ください。これは、年齢別の体内のコエンザイムQ10の量を表わしたものです。心臓に含まれる量にいたっては、80歳で、20歳のころの半分以下に減っているのがわかります。
 コエンザイムQ10が元気の源であることを考えると、年をとるほどその重要性は増します。ところが、皮肉なことに、年をとるほど体内の量は減ってしまうのです。



 コエンザイムQ10を消耗する要因

 加齢だけでなく、病気の患者さんの体内でも、コエンザイムQ10の減少がみられます。がん、糖尿病(非インスリン依存型)、肝硬変、低血圧はその代表で、慢性頭痛や慢性疼痛(とうつう「うずいて痛むこと」)を訴える人の血中でも、コエンザイムQ10が減っていることが明らかにされています。
 このほか、コレステロールを下げる薬をとっていたり、偏った食生活を続けたり、あるいはストレス、激しい運動などによっても、コエンザイムQ10は大幅に消耗します。
 ですから、現在の日本のように、社会の高齢化が進み、病気やストレスが蔓延し、食生活が乱れがちな状況では、年令に関わらず、コエンザイムQ10が不足している人は少なくないと思われます。
 からだの活力を健康なレベルに保つには、
 コエンザイムQ10を外部から積極的に補給する
 ことが望まれるのです。


「ふるさと文庫」細胞強化のパワー源コエンザイムQ10、矢澤一良著。引用

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スウェーデンの学者により1913年に海藻の葉にある粘膜管から
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